DISCOGRAPHY 

ディススコグラフィー

DISCOGRAPHY

 

Negi -ねがい-

「世界を巡り、平和を願う」をテーマとしたチェリスト「平井麻奈美」
待望のデビューアルバム。本作のために書き下ろした「願い」を含む全 11 曲を収録。
特典として、二曲のミュージック・ビデオが楽しめる QR コードも付いた豪華仕様。

2019.01.23release
CADE-0031 ¥2,778+税 / UHQCD

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【UHQCD】
01. アメイジング・グレイス Amazing Grace 
02. へ長のメロディー 作品3-1 Melody in F Op.3-1 
03. リベルタンゴ Libertango 
04. 埴生の宿 Home!Sweet Home! 
05. イパネマの娘 Garota de Ipanema 
06. 亡き王女のためのパヴァーヌ
07. スペイン舞曲集より「アンダルーサ」Op.37-5
08. アヴェ・マリア Ave Maria 
09. 日本の四季メドレー
さくらさくら(春) / 浜辺の歌(夏) / 赤とんぼ(秋) / たきび(冬)

10. カヴァレリア・ルスティカーナより「間奏曲」
《オリジナル》
11. 願い
Produced by Takaaki Konno 


【ライナーノーツより一部抜粋】
チェリスト平井麻奈美の紹介
「世界を巡り、平和を願う」をテーマとした平井麻奈美、待望のデビューアルバムだ。
本作のために書き下ろしたという「願い」を含む全11曲だが、「アメイジング・グレイス(イギリス)」や「リベルタンゴ(アルゼンチン)」「ヘ長のメロディー(ロシア)」、そして日本の曲のメドレーもありと、ワールドワイドな選曲が楽しい。曲の解説はまたのちほど......。 美貌のチェリスト、平井麻奈美は大阪府の出身だ。幼少よりピアノを学び、ヴァイオリンも少々。この教室にチェロの先生がいたことが、チェロとの出会いである(中学と高校はミッション系で、それが「平和」のコンセプトにつながった)。桐朋学園大学に入る際も、ピアノ科かチェロ科か迷ったそうだ。「自分から好きになったのは、唯一チェロですね」。 チェロの魅力を尋ねると「ヴァイオリンと比べて、まず音域がとても広いことです。男性の低い声から女性の高い声まで出せて、低音の響きも豊か。包容力のある穏やかな音質です。 伴奏もメロディも両方良い味を出せるところが魅力だと思います」。
ライプツィヒ音楽マスターコース、クールシュベール夏季国際アカデミーにてディプロマ取得。数々のソロ活動や室内楽、オーケストラとの共演など、もともとクラシック畑であるが、 それだけにとどまらない。ミュージカルでは、ブロードウェイのバーンスタイン生誕 100 周年ワールドツアーで「ウエスト・サイド・ストーリー」を弾いたり、CMのレコーディングやサラ・ ブライトマン、XJAPANをはじめ、様々なPOPS系アーティストとの共演も多く、テレビ番組でも演奏している。
(2)アルバム紹介と曲目解説 
ジャンルは「クラシック」だが、編成やアレンジがユニークだ。純クラシックから邦楽、ラテン、ボサノヴァなど、「ワールド」に近いアルバムとなっている。平井麻奈美のチェロ、 久下未来のピアノに加え25弦の箏を演奏する渡邊香澄。ベテランパーカッショニストの岡部洋一とのコラボが生み出す珠玉の11曲をご堪能あれ! 次に曲目や国名、聴き所など紹介しよう。 
1:アメイジング・グレイス(イギリス) 作曲 : 不詳 / 編曲 : 田淵 紗恵子 
作曲者不詳。イギリスの牧師ジョン・ニュートンの作詞による讃美歌だ。チェロのソロから始まり、その後ピアノが入り、筝、パーカッションが加わって、最後はまたチェロのソロ でしっとり終わるという、クラシック調から和の要素、そしてジャズ風まで、まさに今回のテーマである「世界を巡り、平和を願う」という「願い」を凝縮するアレンジだ。 
11:願い(日本) 作曲 : 平井 麻奈美 / 編曲 : 内門 卓也 
今回のテーマである、「平和と愛」を願って書き下ろした曲だ。NHKの朝ドラに使って欲しいような美しく親しみやすいメロディが印象的だ。深く包み込まれる低音から、繊細での びやかな高音まで幅広い音域を使い、ピチカート奏法も入れて、チェロならではの魅力をふんだんに散りばめている。 暖かく、そして優しく穏やかな気持ちになれるエンディングである。 【林正儀オーディオ評論家】